枚方市立阪保育所・桜丘北保育所の民営化〜今までの民営化との相違点③

③建て替え時の仮設用地の提供を行わない

 今までの枚方市の公立保育所の民営化との相違点の3つ目は、建て替え時の仮設用地の提供を行わないことです。

 これまでは、市が仮設用地を提供することで、民営化後の施設建て替えを法人選定の条件としていましたが、今回の民営化方針では仮設用地の提供を行わないとしています。

 協議会の質疑では、前述の「提案型」の導入により、法人が民間のノウハウや工夫で費用対効果が大きい施設改善を提案することを期待していると市は回答していると聞きました。

 つまり、仮設用地を確保しての建て替えは法人の提案に依ることを示しており、裏を返せば、建て替え以外の施設改善を視野に入れていると思われます。

 阪(1979年築)、桜丘北(1971年築)共に老朽化が課題となっていますが、市は民営化後の明確な建て替え方針を持っていないことになります。

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